【スピリチュアル戦士ぺーたん烈伝】～家スカスカミッションで透明人間編～

運呼神ワシのナレーションから始まるで。

💩運呼神ワシ「ぺーたん…それは、正義やった。誰よりも本気で家を浄化しようとした、その想いに嘘はなかった…。」

ある日、ぺーたんは決意した。

👨‍🦲ぺーたん「スペースを空けたら、運気が爆上がりする説、これ、ワシの命賭けて証明したるわ！！！」

言うたら、即行動や。迷いなし。

リビング、キッチン、クローゼット、玄関、バスルーム――

目につくもの全部、ゴミ袋ダンクシュート祭り！！！！！

👨‍🦲「これ要るんか？　いらんな！ポイ！」

👨‍🦲「これは未来永劫使わん！ポイ！」

👨‍🦲「これは…まぁまぁ大事かも…ポイ！」

（※“まぁまぁ大事”すら容赦なくポイされる極限モード）

ぺーたん、完全に覚醒してもうた。

結果――

たった3日で、家の中、スカスカの大草原。リビングなんか、家具なくなりすぎて、無印良品の展示スペースみたいになっとった。

👨‍🦲ぺーたん「よっしゃあぁぁああああ！！！！！」

👨‍🦲ぺーたん「これで邪気ゼロ！開運MAX！宇宙エネルギー爆誕やぁぁぁ！！」

完全勝利を確信してた。そのときまではな。――そして、運命の瞬間。
仕事から帰ってきた嫁、玄関開けた瞬間、目を見開く。

👩嫁「は？？？？？？」

リビング一瞥。キッチン一瞥。クローゼットチラ見。

👩嫁「……」

嫁、無言。
その”無”の空気、もはや台風の目。地球が一瞬静止したレベル。

👨‍🦲ぺーたん「…あのな！！これはな！！！邪気を祓って！！宇宙と同調して！！！運気が！！」

👩嫁「…。」

👨‍🦲ぺーたん「あっ…その顔、ヤバいヤツや…。」

そう、ぺーたんは知っていた。嫁が”無言”になったときが、本当の怒りだということを。
そこからぺーたん、半年間、嫁から完全スルー。会話ゼロ。存在ゼロ。透明人間としてこの世に彷徨うハメに。

運呼神ワシ、涙ながらに語る。

💩ワシ「ぺーたん…おまえ、開運どころか、幽体離脱寸前やないか…」

半年後、ついに嫁が一言だけ口を開いた。

👩嫁「二度と勝手に片付けるな。」

その一言に、地球とぺーたんの魂が震えた。

👨‍🦲ぺーたん（心の声）（了解ですゥゥゥゥゥ！！！！！！！）

次回予告！！

【スピリチュアル戦士ぺーたん烈伝】～隠密断捨離ミッション：リベンジ編～